ジップロック梅干しは干さないで作れる?カビない秘訣と黄金レシピ

ジップロック梅干しは干さないで作れる?カビない秘訣と黄金レシピ

ジップロック梅干しは干さないで作れる?カビない秘訣と黄金レシピに関するポイントを徹底的にまとめました。詳細な解説をご覧ください。

干さない梅干しを完璧に仕上げるための要は、青梅ではなく黄色く熟した「完熟梅」を用いる点にあります。完熟梅は桃のような芳醇な香りを放ち、組織が柔らかいため、塩を振ると短時間で大量の梅酢を排出します。

用意する資材(梅1kg分)

  • 完熟南高梅:1kg(傷がなく、黄色〜橙色に色づいたもの)
  • 粗塩(自然塩):150g〜180g(塩分15%〜18%推奨)
  • ホワイトリカー(35度以上):50ml(または食品用高濃度エタノール)
  • ジッパー付き冷凍保存袋(Lサイズ):2枚(破れ防止のため必ず二重で使用)
  • 平らなバット、または深めの保存容器(受け皿用)

失敗しないステップ・バイ・ステップ

ステップ1:丁寧な洗浄と水気完全除去
完熟梅をやさしく水洗いします。完熟梅は水に浸けすぎると皮がふやけて破れるため、「アク抜き」としての長時間の水没は厳禁です。ザルにあげた後、キッチンペーパーで1粒ずつ水滴を完璧に拭き取ります。水分が残っていると局所的な腐敗の原因になります。

ステップ2:竹串によるなり口(ヘタ)の除去
竹串や爪楊枝を使い、黒いヘタを丁寧に取り去ります。実を傷つけないよう注意しつつ、ヘタの奥に溜まった水分や汚れもペーパーの先で拭い去ります。

ステップ3:アルコール消毒と塩のまぶし
ボウルに入れた完熟梅にホワイトリカーを回しかけ、手袋をした手で全体をコーティングします。ジップロックの内側にも少量のリカーを吹き付けておきます。計量した粗塩の約3分の1をボウルに加え、梅の表面に塩を絡ませます。

ステップ4:ジップロックへの充填と空気を抜いた密閉
ジッパー袋の底に残りの塩をひと握り敷き、塩をまとわせた梅を並べ入れます。残った塩を上からまんべんなく振りかけます。袋の空気をしっかり押し出しながらジッパーを閉じます。破れによる液漏れを防ぐため、必ずもう一枚のジップロックに入れて二重構造にします。

ステップ5:ジップロック梅干し重石代用の設置
梅仕事でカメを使わない場合の課題は「重石をどうするか」です。袋詰めの梅は、平らなバットに寝かせた状態で、500mlのペットボトル2〜3本(または1kg〜1.5kg分の塩の未開封パック)を重石代わりに均等に乗せます。最初の2〜3日は梅の重量と同等〜1.5倍の負荷をかけることで、浸透圧が一気に働き、48時間以内に梅の実が隠れるほどの「白梅酢」が上がってきます。

梅酢が梅全体を完全に覆ったら重石を半分に減らし、その後は冷暗所で静かに寝かせます。1日1回袋を優しく上下反転させ、塩分濃度を均一に保ちます。約1ヶ月経過すれば、干さずとも美味しく食べられる状態に到達します。

森 瞳
著者

森 瞳

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