「春愁」の認知と人気を全国区へと押し上げた大きな契機が、2018年に放映されたNTTドコモのCM企画における学生合唱とのコラボレーションでした。早稲田実業学校の生徒たちによる混声合唱とバンドの演奏が融合した映像は、SNSを中心に凄まじい反響を巻き起こしました。
このタイアップをきっかけに、教育現場では「春愁を卒業式や合唱コンクールで歌いたい」という要望が急増しました。現在では混声三部合唱や同声二部合唱など多彩な合唱曲の楽譜やピアノ伴奏楽譜が出版社から公式にリリースされており、中学校や高校の音楽室で日常的に耳にする定番レパートリーとなっています。バンドサウンドの疾走感と合唱特有の重厚なハーモニーが見事に調和するアレンジの美しさが、演奏者たちを惹きつけて離しません。