かつて佳子さまが小学生から中学生時代にかけて熱中されていたのが、フィギュアスケートだった。当時の報道や記録映像を見返すと、そこには皇族という立場を忘れさせるほど一途に、技の習得と表現力の磨き込みに汗を流す少女の姿がある。ノービス大会で優勝を飾るなど、その才能は単なる趣味の域を超えていた。
氷上で培われた体幹の強さ、指先まで意識を行き渡らせる表現力、そして大舞台でも物怖じしない度胸。これらすべてが、現在の公務における立ち居振る舞いの美しさに直結している。式典での完璧な礼の深さや、人々へ向ける視線のしなやかさは、まさにあの氷上の日々がもたらした賜物だ。