神斧リッタは、リオネス国王バルトラからエスカノールに授けられた巨大な片手斧です。しかし、その本質は単なる物理的な斬撃武器にとどまりません。最大の特徴は、エスカノール自身が持つ魔力「太陽(サンシャイン)」から常時放射される超高熱エネルギーを蓄積・制御する点にあります。
エスカノールの魔力は、本来は最高神より四大天使マエルに与えられた「恩寵」であり、日中の時間経過とともに本人の意志とは無関係に熱量と闘級が膨れ上がります。この制御しきれないエネルギーを斧内部に蓄える機構が「充填(チャージ)」であり、蓄えた熱量を一撃、あるいは光の弾頭として一気に放射する現象が「解放(リリース)」です。
特に象徴的なのが、作中で披露された「微力解放(プライド・フレア)」です。エスカノールが「微力」と称しながらも、広大な湖を一瞬で干上がらせ、周囲の石造建築を蒸発させるほどの超高熱を一掃しました。昼間のピーク時に蓄えた莫大なエネルギーをプールしておくことで、本来であれば戦闘力が低下する夜間であっても、擬似的に昼と同等の破壊力を発揮できる極めて合理的な補助兵器として機能しています。