桃李もの言わざれども下自ら蹊を成すの真意|史記に学ぶ徳と静かな統率力

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成すの真意|史記に学ぶ徳と静かな統率力

今注目を集めている 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成すの真意|史記に学ぶ徳と静かな統率力について、詳しいまとめを整理して公開しています。

この故事成語の読み方は、書き下し文では「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成(な)す」と読み、四字熟語や漢文の表記としては「桃李不言下自成蹊(とうりふげんかじせいけい)」として親しまれています。

漢文における個々の語句を分解すると、次のような意味構造を持っています。

  • 桃李(とうり):モモとスモモのこと。春に美しい花を咲かせ、甘くみずみずしい果実を実らせる樹木の象徴。
  • もの言わざれども(不言):自ら声高に「見事な花が咲いた」「美味しい実がなった」と自己主張しないこと。
  • 下自ら(下自):その樹木の下に、自然発生的に。
  • 蹊を成す(成蹊):人がひっきりなしに踏み通うことで、「小道(こみち・抜け道)」ができること。

つまり、「モモやスモモの木は何も言わないが、美しい花と実を求めて人が集まるため、その根元には自然と小道ができる」という自然の情景描写を通じて、「真に徳と実力がある人物は、自ら宣伝や自慢をしなくても、その人格に惹かれた人々がおのずと集まり敬服する」という人間関係の真髄を説いています。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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