結論から明示すると、LINE CUBE SHIBUYAと渋谷公会堂は全く同じ場所に存在する同一の施設です。正式な公共施設名称は現在も「渋谷公会堂」であり、「LINE CUBE SHIBUYA」は施設命名権(ネーミングライツ)に基づく呼称にあたります。
渋谷公会堂の歴史は、1964年の東京オリンピックにおける重量挙げ会場としての開設に端を発します。以降、昭和から平成にかけて音楽界の登竜門として君臨し、『8時だョ!全員集合』の公開生放送や伝説的ロックバンドの解散コンサートなど、日本のポップカルチャー史を彩る数々のドラマを生み出してきました。2006年10月から2011年9月にかけては、サントリーフーズが命名権を取得し「渋谷C.C.Lemonホール」という歴代名称で親しまれた経緯もあります。
老朽化に伴い旧ホールは2015年10月に閉館。渋谷区役所本庁舎とともにPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)手法による大規模な建て替え事業が実施され、2019年10月に次世代型ホールとしてリニューアルオープンを果たしました。その際、LINE株式会社(現・LINEヤフー株式会社)を代表とする共同事業体がネーミングライツを取得し、現在の「LINE CUBE SHIBUYA」という愛称が定着しています。行政資料によると、単なる広告塔にとどまらず、デジタル技術を活用した次世代エンターテインメントの発信拠点としてのブランディングが選定の決め手となりました。