低カロリー・低糖質を売りにする食品でありながら、なぜ「体に悪い」という極端な言説が飛び交うのでしょうか。ネット上の懸念や消費者の投稿を分析すると、その理由は主に「添加物への不安」「塩分濃度の高さ」「消化器官への負担」の3点に集約されています。「ヘルシーフード=いくら食べても無害」という思い込みが先行した結果、体調に違和感を覚えた層が疑念を深めている図式が浮かび上がります。
特に注目されるのが、豆腐そうめんのつゆと塩分量がもたらす影響です。麺単体はあっさりしているものの、添付されている和風つゆを最後の一滴まで飲み干すと、1パックでおよそ2.0g〜2.4g前後の食塩相当量を摂取することになります。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」における1日の食塩摂取目標量は、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満。わずか小鉢1杯程度の麺料理で、1日の推奨摂取量の3分の1近くを占めてしまう計算です。
さらに、毎食のように置き換えるストイックなダイエッターの間で、豆腐そうめんの下痢や消化不良を訴える声が定期的に散見されます。大豆特有の成分や水分含有量の多さ、さらには咀嚼(そしゃく)をほとんどせずに早食いしてしまう物理的な要因が重なり、胃腸への負担となって表面化しているケースが少なくありません。