天岩戸神社西本宮の本殿がない謎と御神体拝観の真実|高千穂徹底解剖の全体像を詳しく解説してご紹介します。
天岩戸神社を巡る際、多くの参拝者が混乱するのが「西本宮」と「東本宮」の存在です。岩戸川を挟んで両岸に鎮座するこの二社は、それぞれ祀る御祭神の神格やご由緒、境内の雰囲気が大きく異なります。
西本宮が洞窟そのものを拝する遥拝地であるのに対し、東本宮は天岩戸からお出ましになった後の天照大御神(大日孁貴・おおひるめのむち)が最初に居所を構えた地として創建され、社殿の奥にしっかりと本殿が建立されています。
比較項目天岩戸神社 西本宮天岩戸神社 東本宮現地取材・専門家の解説主祭神大日孁貴(天照大御神の別称)天照皇大神(大日孁貴)同神でありながら「隠れられた場」と「出られた後の場」で対を成す。社殿構造拝殿のみ(本殿なし)拝殿および本殿あり西本宮は自然崇拝(洞窟)、東本宮は人格神としての社殿信仰。御神体・見どころ天岩戸(洞窟遥拝)・神楽殿御神水・七本杉・本殿裏散策路東本宮の裏手には根元が一つに繋がった巨木「七本杉」が林立。授与所・御朱印大型授与所あり(常駐)無人(西本宮で拝受可能)東本宮の御朱印も西本宮の授与所で受ける形式が基本運用。参拝者の傾向観光客の約90%が集中静寂を求める個人参拝者が中心西本宮のみで帰る観光客が多いが、両社参拝で完結するのが本来の筋。
神社関係者の解説によると、古くは川を隔てた別々の神社(西本宮は天岩戸神社、東本宮は氏神社)として崇敬されていましたが、昭和45年(1970年)に合祀され、現在の「天岩戸神社」として一体管理されるようになりました。両宮を合わせて巡拝することによって、陰陽のバランスが整い、より深い神徳が得られるとされています。