東京歯科大学をめぐる言説の中には、一部で誤解に基づいた言説が散見されます。それらを客観的視点から整理・是正します。
第1の誤解は、「慶應との統合が延期されたことで大学のブランド価値が落ちたのではないか」という懸念です。しかし実態は正反対です。東京歯科大学は単独でも130年以上の歴史を有する名門であり、同窓会組織「血脇守之助翁に連なる学祖のネットワーク」は全国の歯科医師会でも絶大な発言力を持っています。統合の有無に関わらず、歯科医療界における序列の頂点は揺らいでいません。
第2の誤解は、「私立だから学費さえ払えば国家試験に通る」という安易な見方です。国家試験の難化が進む昨今、自学自習の習慣がない学生は容赦なく留年や進路変更を余儀なくされます。高い合格率の裏には、厳しい学内基準と教員の徹底したチェックが存在することを認識しておく必要があります。