ナポリを33年ぶりのセリエA優勝に導いた知将ルチアーノ・スパレッティ監督は、イタリア代表においても柔軟かつ攻撃的な戦術を植え付けています。
基本布陣は「3-5-1-1」または「3-4-2-1」を採用。守備時には5バックへとスムーズに移行して強固な中央プロテクションを形成し、攻撃時には両ウイングバックが高い位置を取ることでピッチの幅を最大限に活用します。
特筆すべきは、ビルドアップ時にセンターバックが中盤へ持ち上がる可変システムです。バストーニやカラフィオーリといった足元の技術に秀でたディフェンダーが起点となり、相手のプレッシングを無力化しながら前線のフリーマンへ縦パスを供給します。
中盤ではバレッラやサムエレ・リッチが流動的にポジションを入れ替え、中央とサイドで数的優位を形成。規律ある守備組織をベースに置きながら、流れるようなパスワークで相手を崩し切る完成度の高いフットボールを展開しています。