長年糸村聡を演じ続ける上川隆也は、インタビューで「糸村という人物は年々、より自然体で遺留品と向き合えるようになっている」と明かした。役に深く馴染んだからこそ生み出される絶妙な間や独特の空気感は、現場での即興や徹底した役作りから生まれているという。
また、バディとして圧倒的な存在感を放つ神崎莉緒役の栗山千明も、撮影現場の雰囲気を次のように語る。「上川さんのブレない軸があるからこそ、私たちは思い切って役に飛び込める。真剣な事件検証のシーンの裏側でも、現場はいつも温かい緊張感に包まれています」。二人の掛け合いから生まれるテンポの良さは、作品に軽妙なリズムをもたらしている。