キメラ=アントの生態系の頂点として生まれた王メルエム。その強さは既存のハンターたちの常識を軽々と置き去りにした。身体能力、耐久力、知性、あらゆるパラメータが次元の違う域にある。
メルエムの本質的な強さを裏付けるのが、極めて異質な念能力だ。その能力とは「他者のオーラを喰らうことで、自身の能力として取り込み強化する」というシンプルな、しかし絶望的な貪食能力である。キメラ=アント編の中で、護衛軍であるシャウアプフやモントゥトゥユピーの肉体の一部を摂取した際、メルエムは彼らの能力を昇華させ、飛行能力や光子(フォトン)による広範な索敵能力すら瞬時に獲得してみせた。学習スピードも異常だ。あらゆる局面での最適解を数秒で見出す頭脳は、戦術家としての領域を遥かに超越していた。