マテ茶が店頭から消えた時期、ネット上では「発がん性の疑いで回収されたのではないか」「健康被害があったのか」といった根拠のない憶測が飛び交った時期がありました。しかし、マテ茶のネットの反応や口コミ評判を精査すると、そうした噂は完全に否定されていることが分かります。
噂の発端となったのは、国際がん研究機関(IARC)がかつて発表した「65度以上の非常に熱い飲料」に関するリスク評価でした。これは伝統的な南米の飲み方である「金属ストロー(ボンビージャ)を使い、熱湯のまま喉に流し込む習慣」が食道粘膜に物理的な熱損傷を与えるリスクを指摘したものであり、マテ茶の成分そのものに問題があるわけではありません。日本で親しまれていた冷たいペットボトル飲料とは全く無関係の議論です。
現在のSNSや掲示板を見渡すと、ネガティブな風評はほぼ皆無であり、むしろ以下のような愛飲者たちによる熱烈な「恋慕の声」が目立ちます。
「焼肉やステーキを食べるとき、烏龍茶よりもマテ茶のロースト感が圧倒的に脂を流してくれた」「夏バテ気味のときに飲むと驚くほど体がシャキッとした」「太陽のマテ茶の復活署名があるなら今すぐサインしたい」――。このように、強烈なファン層に愛されながらも市場から消えていった背景には、マスマーケティングの枠組みに収まりきらなかった「尖った個性」への愛着が存在しています。