俳優として多忙を極める傍ら、写真家としても精力的な活動を続けている点も彼の見逃せない魅力である。撮影現場の合間や移動中、ふとした瞬間に彼がレンズを向けるのは、共演者の素顔や、映画制作が持つ独特の空気感だ。
ただのオフショットではない。被写体の内面にまで踏み込むような独特の構図と光の使い方は、写真専門誌やギャラリーでも高い評価を獲得している。「演じる側」と「切り取る側」という二つの視点を行き来することで、俳優としての洞察力も研ぎ澄まされているのだろう。彼のカメラに収められた一枚枚には、現場への深い愛が溢れている。