長年にわたり日本の木工家具・インテリア産業を牽引してきた職人たちが、デジタルデバイスの領域に本格参入している。かつて日系アメリカ人家具デザイナーのジョージ・ナカシマが「木の命を製品の中で生かす」と語ったように、無垢材の木目を生かしたプロダクトには独特の温もりがある。
例えば、老舗の伝統技術をバックボーンに持つカリモク家具や、越前漆器の技術をルーツに美しい木製PC周辺機器を手がけるHacoa(ハコア)などのブランドだ。彼らが作るスタンドは、機械による大量生産品とは一線を画す。ウォールナットやオーク、チェリー材の一削り一削りに職人の技が宿り、デスク上の雰囲気を一変させる圧倒的な存在感を放っている。