松本若菜のキャリアは、決して平坦なエリートコースではありませんでした。地元・鳥取県でスカウトされた後、2007年に特撮ドラマ『仮面ライダー電王』の野上愛理役で女優デビューを飾ります。主人公の姉役として清楚な美貌が当時からファンの間で話題を呼びました。
しかし、デビュー直後に即座にブレイクしたわけではありませんでした。上京後、長年にわたり都内の飲食店などでアルバイトを続けながらオーディションを受け続ける厳しい下積み時代を経験しています。当時のインタビューでも「辞めようと思ったことは何度もあるが、演じることへの情熱を捨てきれなかった」と振り返っています。
2017年の映画『愚行録』での助演女優賞獲得を転機に、2026年代に入るとバイプレーヤーとしての地位を確立。2026年のドラマ『やんごとなき一族』で見せた怪演(通称「松本劇場」)がSNSで爆発的なトレンドとなり、遅咲きの実力派として一気に脚光を浴びることとなりました。