ドラマ放送中、物語の展開と同じくらい関心を集めたのが石田ゆり子の逃げ恥ファッションです。外資系企業の広報部長代理という役柄にふさわしく、品格がありながらも親しみやすさを失わない絶妙なコーディネートは、働く女性たちの憧れの的となりました。
衣装で使用されたブランドには、大人のデイリーワードローブとして信頼の厚い「BOSCH(ボッシュ)」や「HUMAN WOMAN(ヒューマンウーマン)」、「ANAYI(アナイ)」などが名を連ねました。派手な色使いに頼らず、ペールトーンのブルーやベージュ、上質なホワイトを基調に、落ち感のあるとろみブラウスやセンタープレスの効いたワイドパンツを合わせるスタイルは、体型をきれいに見せつつ洗練された大人の余裕を醸し出していました。
さらに注目されたのが、襟元や耳元を飾ったアクセサリーです。「Hirotaka(ヒロタカ)」のイヤーカフや「TASAKI(タサキ)」のパールジュエリー、「TIFFANY & Co.」の上品なネックレスなど、主張しすぎず光を集めるセレクトが光っていました。ハイブランドで固めるのではなく、確かな職人技やデザイン性が光るアイテムを散りばめる姿勢は、百合ちゃん自身の「自分の価値観で物を選ぶ」という生き方そのものを表していました。
ヘアスタイルにおいても、軽やかさと柔らかさを両立させたボブヘアが大きなブームを呼びました。毛先に自然な動きを出し、トップにふんわりとしたボリュームを持たせたひし形シルエットは、フェイスラインを美しく引き立てる万能スタイルとして、美容室でのオーダーが殺到しました。