本作を語る上で欠かせないのが、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』の主題歌という位置づけです。ある地方都市で発生した謎の微生物によるバイオハザードにより大人が全滅し、残された未成年たちだけで秩序を築こうとするSFサスペンス作品でした。
隔離された閉鎖空間の中で、理不尽な大人社会や死の恐怖に立ち向かう少年たちの姿は、バブル崩壊後の閉塞感に苛まれていた当時の若者層の心理とリアルタイムにリンクしました。「生きるために、自分の足で立ち上がる」というドラマの切迫した世界観と、サビで叫ばれる能動的な感情表現が完璧に調和したことが、単なるタイアップソングを超えた金字塔となった大きな理由です。
2017年には放送20周年を記念したスペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市 2017』が制作され、同曲が再び主題歌として起用された際も、SNS上では「イントロを聴くだけで鳥肌が立つ」「当時の空気感が鮮明に蘇る」と大反響を呼びました。