多くの患者や指導事例を分析すると、脂肪肝の改善に成功して数値を保ち続ける人と、すぐにリバウンドして数値を悪化させる人には明確な行動パターンの違いがあります。ここでは脂肪肝食事療法詳細まとめとしての判断基準を提示します。
おすすめできる人(改善を成功させる人の特徴)
- 「足し算」ではなく「置き換え」ができる人:今までの食事に健康食品を無理やり足すのではなく、「清涼飲料水を無糖コーヒーに変える」「豚バラ肉をサバ缶や豆腐に変える」という引き算・置き換え思考ができる人。
- 短期間の極端な絶食を避ける人:急激な断食を行うと、飢餓状態に陥った筋肉から脂肪酸が肝臓へ大量に流れ込み、かえって肝臓が脂肪まみれになる「低栄養性脂肪肝(飢餓脂肪肝)」を引き起こします。1ヶ月に体重の1〜2%を目安に緩やかに落とす姿勢が成功の鍵です。
おすすめできない・慎重になるべき人の条件
- サプリメントや特定のお茶だけに頼る人:「飲むだけで脂肪肝が消える」といった誇大広告のサプリメントに依存し、主食の糖質過多や運動不足を放置する人は確実に失敗します。
- 「お酒を飲まないから自分は軽症」と思い込んでいる人:近年急増しているNASH(非アルコール性脂肪肝炎)は、飲酒歴がなくても肝硬変や肝がんへ一直線に進む危険性を秘めています。「自覚症状がない=安全」という思い込みを捨てる必要があります。