家族連れにとっての最重要テーマの一つが「お昼ご飯をどうするか」という問題です。福山市立動物園の園内には本格的な常設レストランはなく、うどんやフランクフルト、フライドポテトなどを扱う軽食売店が営業しています。そのため、食事のクオリティやコストを重視するならば、お弁当の持ち込みが圧倒的に有利な選択肢となります。
園内には緑豊かな芝生広場や各所に配置されたベンチ、日差しや小雨を遮る東屋が点在しており、持参したランチを広げる場所に困ることはまずありません。特にフライングケージ周辺の緑地や、サバンナエリアを一望できる高台のベンチは、動物の気配を感じながら穏やかに食事ができる特等席です。
さらに訪問の満足度を倍増させる存在が、動物園のすぐ隣に広がる「富谷ドームランド」です。福山市内でも屈指の規模を誇る無料の大型児童公園であり、巨大な複合ドーム型遊具やロングすべり台、アスレチック設備が所狭しと並んでいます。動物園への再入園スタンプを押してもらえば、午前中に動物園を鑑賞し、ドームランドの芝生エリアでお弁当を広げ、午後は子どもたちを遊具で思い切り遊ばせるという完璧な黄金ルートが成立します。
この「低コストかつ高密度なレジャー体験」の連結こそが、福山市立動物園が地域内外のファミリー層から揺るぎない支持を獲得し続けている最大の秘密と言えます。