エアコン内部のカビを「見えないから」「面倒だから」と放置することは、単なる臭いの問題にとどまらず、家族の健康と家計に深刻なダメージを与えます。
冷房運転中、エアコン内部から吹き出される風には毎分数十万個のカビ胞子(主にアスペルギルスやクラドスポリウム)が含まれている場合があります。これを日常的に吸い込み続けることで、以下のような健康被害のリスクが高まります。
- 夏型過敏性肺炎:エアコンから放出されたトリコスポロンなどのカビを吸入することで起こるアレルギー性肺炎。咳、発熱、息切れが続き、慢性化すると肺の機能低下を招きます。
- 気管支喘息・アレルギー性鼻炎:アレルゲンとなったカビの胞子が気道や鼻粘膜を刺激し、特に乳幼児や高齢者、ペットにおいて症状が悪化しやすくなります。
- アトピー性皮膚炎の悪化:皮膚に胞子が付着し、かゆみや炎症を引き起こす要因となります。
また、熱交換器にカビやホコリが目詰まりすると、熱効率が著しく低下します。環境省の省エネ実証データによれば、フィルターや熱交換器が汚れたエアコンは消費電力が約5〜10%増加し、年間で数千円単位の電気代が無駄になることが判明しています。