一見すると同じ「毛根から引き抜く脱毛法」に見えるシュガーリングと従来のブラジリアンワックスですが、その基材成分と抜去メカニズムには根本的な違いが存在します。最大の相違点はオーガニック脱毛ワックス成分としての安全性と毛を抜く方向にあります。
従来のブラジリアンワックス(ハードワックス・ソフトワックス)は、主成分にロジン(松脂)や蜜蝋、化学ポリマーなどが含まれており、高温に温めて皮膚に密着させ、固まった後に「毛流れと逆方向」へ一気に引き剥がします。この際、毛だけでなく肌の角質層まで一緒に剥がしてしまう「表皮剥離(スキンピール)」のリスクや、熱による赤み・低温火傷のリスクが常に伴っていました。
対してシュガーリングは、砂糖・レモン・水のみで作られたシュガーペーストを使用します。人肌程度の温度(約36〜38度)で使用するため火傷の心配が一切なく、ペースト自体が水分を含んでいるため、生きた角質細胞には吸着せず、毛穴の奥深くへ毛を包み込むように浸透します。そして最大の特徴が「毛流れに沿って引き抜く」点です。毛根の自然な生え方に逆らわずに抜去するため、毛包へのダメージが最小限に抑えられ、肌荒れや内出血を防ぐことができます。