インターネット上の動画共有サイト等で時折見受けられる「サーキュレーターを丸ごと風呂場でシャワー洗浄する」という裏ワザは、極めて危険な誤情報です。
サーキュレーターの心臓部であるAC/DCモーターや首振り用ギアボックス、操作基盤には防水処理が施されていません。万一内部に水や洗剤が浸入すると、以下の致命的な障害を引き起こします。
- 絶縁破壊による漏電・感電事故
- ベアリング内の特殊グリス流出による焼き付き・発火
- 基盤腐食による制御不能・首振り機構の故障
また、「異音がするからといって、市販の浸透潤滑スプレー(KURE 5-56など)をモーター軸に直接吹き付ける」行為も絶対に避けてください。低粘度の浸透油は、もともと軸受に封入されている高粘度グリスを溶かし出してしまい、一時的に音が消えても数日後には完全に油切れを起こして焼き付きます。さらに、プラスチックを侵食して脆化させるリスクもあります。
モーターの故障防止のためには、「洗える部分(完全に取り外した樹脂カバー)」と「絶対に水気を近づけてはいけない部分(本体・モーター部・電源コード)」の境界線を厳格に守ることが不可欠です。