白石区のアイデンティティを語るうえで欠かせないのが、旧千歳線の跡地を整備した歩行者・自転車専用道路「白石こころーど」の存在だ。延長約10キロメートルにも及ぶ緑の回廊は、四季折々の表情を見せる。
春には桜のトンネルをくぐり抜け、夏には爽やかな木陰がランナーを迎える。信号に煩わされることなく街を横断できるこの空間は、単なる遊歩道を超えた「生活インフラ」として機能している。近隣には緑道に面したオープンテラスのベーカリーやコーヒースタンドが自然発生的に増えており、散歩の途中にふらりと立ち寄る人々の姿が日常の風景となった。