スーパーやコンビニの棚を見渡すと、ある異変に気づく。カラフルなパッケージが消え、透明なボトルに直接レーザー刻印された商品や、小さなシールだけが貼られた「ラベルレス」商品が主役に躍り出ているのだ。数年前まではケース販売限定だったラベルレスだが、今や店頭での単品販売でも主流になりつつある。
これは単なるゴミ分別の手間の削減ではない。メーカーにとっては、ラベルに使用するプラスチックフィルムのコストと、印刷にかかるインク代を削減するための死活問題なのだ。ブランドごとの個性が失われ、どれも似たような「透明な容器」に見える売り場は、どこか無機質な印象を与える。