長谷直美の経歴プロフィールを語る上で欠かせないのが、若い頃の圧倒的な存在感と類稀なバイタリティです。1972年にミス・エールフランスコンテストで入賞したことを契機に芸能界入りし、1974年にシングル『私はプレゼント』で歌手・女優として本格デビューを果たしました。
彼女の知名度を決定づけたのは、1976年の日本テレビ系ドラマ『俺たちの朝』におけるヒロイン・カーコ(滝村秋子)役でした。ジーンズにTシャツという飾り気のないスタイルで、自立心旺盛な現代女性を等身大で演じ、若者層から絶大な支持を獲得します。
さらに1979年の『俺たちは天使だ!』では、沖雅也演じるキャプテン率いる探偵事務所の頼れる紅一点・YUKO役を好演。1982年からは国民的人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』にセミレギュラーとして登場し、後に殉職した夫・ロッキー刑事の遺志を継いで警察官となり、マミー刑事として七曲署捜査第一係に着任します。女性刑事のパイオニアとして、銃撃戦や激しいカーアクションをスタントなしでこなす姿は、まさに唯一無二の輝きを放っていました。