SNSやインターネット上の質問掲示板などで頻繁に見受けられるのが、「赤と緑のテストでうまく答えられず、色覚異常(色盲・色弱)と判定されたらどうしようと焦った」という体験談です。
断言しますが、視力検査の赤緑テストと色覚検査は全くの別物です。
先天性色覚多様性(色覚異常)を検出するための代表的な検査は「石原式色覚検査表」や「パネルD-15テスト」などであり、ドットで描かれた数字を読み取る形式をとります。これらは網膜にある錐体細胞(赤・緑・青を感じる細胞)の感度や分布特性を調べる検査です。
一方、視力測定におけるレッドグリーンテストは、色の識別能力を試しているのではなく、「赤の背景にある記号」と「緑の背景にある記号」の輪郭のシャープさや黒さの濃淡を比較しているだけです。
そのため、仮に赤緑色覚に特性がある方であっても、明暗のコントラスト(黒い記号のエッジの立ち方)の違いは視覚的に判別できるため、屈折検査として何の問題もなく機能します。「色の見分けがつかないから視力検査で怒られるのではないか」といった心配は一切不要です。