おくるみの巻き方にはいくつかのアプローチがありますが、月齢や赤ちゃんの好みに応じて使い分けることが成功の秘訣です。ここでは代表的な3つの巻き方を順序立てて解説します。
1. エイデンアンドアネイ等で定番「基本の基本巻き(トラディショナル・スワドル)」
正方形のモスリンコットンやおくるみガーゼを使用した最も汎用性の高い巻き方です。
- おくるみをひし形に広げ、上の角を約15〜20cmほど内側に折り返します。
- 折り目のラインに赤ちゃんの首がくるように寝かせます(肩が布のラインと平行になる位置)。
- 赤ちゃんの右腕を自然に曲げて胸元に置き、左側の布を右腕の上から体幹へ斜めに巻き込み、赤ちゃんの背中・腰の下へしっかりと挟み込みます。
- 下側の角を持ち上げ、赤ちゃんの足元を包むように胸元へ折り上げます。このとき足が曲がる十分なゆとりを残します。
- 残った右側の布を赤ちゃんの左腕を覆うように巻き、体幹を包み込みながら反対側の背中側へ回して余りを挟み込みます。
2. 新生児がピタッと泣き止む「おひなまき(まんまる包み)」
産院や助産院でよく指導される、赤ちゃんの背骨のCカーブと脚のM字を徹底的に守る巻き方です。専用の伸縮性メッシュ布などを用いるとより安定します。
- 正方形の布を広げ、赤ちゃんを中央に寝かせます。
- 手は胸の前でクロスさせ、両足をあぐらをかくような「M字」の状態に整えます。
- 下の角を持ち上げて足元をすっぽり覆い、左右の布を交差させながら体に優しく密着させて結び目を作ります。
- 体がまんまるの楕円形になり、赤ちゃんが窮屈そうに見えても、手足が体幹に収まっていることで極めて高い鎮静効果を発揮します。
3. 生後2ヶ月以降の移行期に最適「半身巻き(手を出す巻き方)」
手が動かせることで自己鎮静(指しゃぶりなど)ができるようになり、寝返りへのステップアップにもなる巻き方です。
- おくるみを脇の下の高さに合わせてセットします(両腕は布の外に出す)。
- 胸からお腹まわりにかけて布を左右交互に巻き、体幹部分のみを適度にホールドします。
- 下半身は通常どおりゆとりを持たせて包みます。