優れた健康効果を持つ一方で、特定の持病や身体状態を抱えている場合、含有成分が身体への負担となることがあります。ルイボスティーを飲んではいけない人の明確な理由として、主に以下の4つのケースが挙げられます。
1. 腎臓病・腎機能が低下している人
腎臓に疾患を抱えている方や人工透析を受けている方は、カリウムの影響に細心の注意を払わなければなりません。ルイボスティーにはカリウムが豊富に含まれています。健康な腎臓であれば余剰なカリウムは尿中へ速やかに排出されますが、腎機能が低下していると体内に蓄積し、高カリウム血症を誘発して不整脈や心停止のリスクを高める危険性があります。
2. 妊娠後期(妊娠28週以降)を迎えた妊婦
カフェインを含まないためマタニティ飲料として定番視されていますが、妊娠後期のポリフェノール過剰摂取には注意喚起がなされています。日本産婦人科医会などの報告によると、妊娠後期にポリフェノールを過剰に継続摂取した場合、胎児の血管である「動脈管」が早期に狭小化・閉鎖する「胎児動脈管早期収縮」を引き起こす懸念が指摘されています。適量の範囲であれば問題視されないことが多いものの、濃縮エキスや1日何リットルもの多飲は避けるべきです。
3. 胃腸が敏感・下痢をしやすい体質の人
ルイボスティーに含まれるマグネシウムには腸内の水分を集めて便を柔らかくする作用があります。便秘解消に役立つ反面、もともと胃腸が弱い方やお腹を下しやすい方が多量に摂取すると、下痢や腹痛を誘発する引き金になります。
4. 重度の鉄欠乏性貧血で治療中の人
緑茶や紅茶に比べてタンニン量は少ないものの、植物由来のポリフェノール成分が微量に含まれています。食事中や鉄剤(内服薬)の服用直前直後に多量摂取すると、鉄分吸収を阻害する要因になり得ます。処方薬を飲んでいる期間は、服用前後30分〜1時間ほど間隔を空ける配慮が推奨されます。