英語学習サイトなどで散見される誤解の一つに、「solveは簡単な問題に使われ、resolveは複雑で難しい問題に使われる」という難易度基準の説明があります。しかし、これは言語学的な実態を正確に反映していません。
実際には難易度の高低ではなく、「problem」と「issue」が持つ本質的な違いに起因しています。
Problemは、直面している「明確な障害・被害・不具合」です。客観的に存在し、取り除くべき障害物であるため、「解き明かす=solve」が自然に結びつきます。数学の難問(complex mathematical problem)はどれほど難解であっても、正解が導き出される対象であるため「solve」を使います。
対してIssueは、人々の間で「議論・検討・意見対立の対象となっているテーマや懸念」です。白黒つけられない意見の相違を含むため、「合意形成を図る=resolve」と結びつきます。
「solve an issue」という表現も口語で耳にすることはありますが、フォーマルなビジネス文書や学術論文では「resolve an issue」とするのが標準的です。目的語の性質を見極めることが、自然なsolve resolve 使い分けの近道となります。