当時のビデオリサーチ調べによる世帯平均視聴率は7.4%(関東地区)と、数字の上では大ヒットと呼べる水準ではありませんでした。しかし、放送当時のSNSやレビューサイト、そしてその後の配信市場における反響は異例とも言える熱量を記録しています。
第1話の放送開始直後からTwitter(現X)ではトレンド上位を独占。「登場人物全員の気持ちが痛いほどわかる」「大人の青春ドラマとして完璧」といった絶賛の感想が溢れ、第8回コンフィデンスアワード・ドラマ賞では助演男優賞(中川大志)を受賞するなど、批評家筋からも極めて高い評価を受けました。
その熱狂を決定づけたのが、緑黄色社会が歌う主題歌「sabotage」です。ボーカル・長屋晴子の力強く突き抜ける歌声と、「なんだか今なら 愛されるより愛したいとさえ思う」という歌詞は、傷つきながらも前を向く也映子たちの感情と完璧にシンクロしました。ドラマの劇的な場面でイントロが流れ出す演出は、視聴者の感情を何度も揺さぶり、緑黄色社会が全国区のトップバンドへと駆け上がる決定的な起爆剤となりました。