ネット上の情報空間には、ダイハツCM曲に関して幾つかの根強い誤解や混同が見受けられます。メディア関係者の取材や制作資料から判明している代表的な誤認を是正します。
第一の誤解は、「ロッキー CM 曲 誰が歌ってる問題において、全シリーズが同じロックバンドによる演奏だと思われている点」です。実際には、モデルチェンジや特別仕様車の登場ごとに、布袋寅泰のシグネチャーサウンドから最新の打ち込み系ハイブリッドトラック、気鋭のオルタナティブバンドまで細かく交代しています。荒涼とした大地を駆け抜ける映像美と同期するアグレッシブな重低音は、時期によって異なるトップクリエイターたちが腕を競い合って制作した結晶です。
第二の誤解は、「洋楽風の楽曲はすべて海外の有名ポップスである」という思い込みです。先述の通り、著作権処理の都合や映像のカット割りにミリ秒単位でシンクロさせるため、日本のトップCM音楽プロデューサーが欧米のシンガーを起用して書き下ろした完全オリジナル楽曲が多数混在しています。「CDショップやSpotifyで原曲が見つからない」という現象は、CM専用に誂えられた贅沢なオートクチュール楽曲である証拠です。