沖縄平和祈念公園の敷地は非常に広大であり、主な施設をしっかり把握して順路を組むことが滞在の充実度を左右します。現地を訪れる際に必ず押さえておきたい主要スポットは以下の4つです。
まず筆頭に挙げられるのが沖縄県平和祈念資料館です。沖縄戦の勃発から終結、その後の米軍統治下における苦難の歩みと復帰に至る歴史が、実物資料や証言映像、詳細なジオラマを通して展示されています。体験者の肉声や手記に触れられる展示室は、当時の過酷な実情を生々しく伝えており、平和の尊さを深く実感させられる中核施設です。
続いて、海に向かって扇状に広がる平和の礎(へいわのいしじ)です。1995年の太平洋戦争終結50周年を記念して建立されたこのモニュメントには、国籍や軍人・民間人の区別なく、沖縄戦で亡くなった24万人以上(追加刻銘により毎年更新)の氏名が刻まれています。波の音と風が吹き抜ける空間に並ぶ無数の漆黒の石碑群は、圧倒的な存在感を放ちます。
さらに、高さ約45メートルの白亜の塔がそびえる沖縄平和祈念堂や、各都道府県の慰霊塔が立ち並び、日本軍司令部が最期を迎えた摩文仁の丘も見逃せません。公園全体の所要時間は、目的や旅程に合わせて以下の目安で計画を立てるとスムーズです。
【滞在スタイル別の所要時間目安】
・サクッと主要部のみ(約1時間):平和の礎の参拝+展望デッキからの眺望見学
・標準的な王道コース(約2時間〜2時間半):資料館の常設展示見学(約60〜80分)+平和の礎+祈念堂周辺の散策
・歴史を深く学ぶじっくりコース(約3時間〜4時間):資料館+平和の礎+摩文仁の丘(各県慰霊塔巡回)+祈念堂内覧