甲斐駒カントリークラブは、単なるリゾートコースにとどまらない骨太な設計思想を持っていました。南アルプス連峰を望む絶景ロケーションを生かしつつ、自然の起伏を巧みに取り入れたレイアウトは、多くの腕利きゴルファーから高く評価されていました。
当時のプレーヤーによる口コミやレビューを振り返ると、以下のような特徴が挙げられていました。
- 雄大な借景:ティーグラウンドから甲斐駒ヶ岳を一望できる開放感あふれるロケーション。
- 傾斜の効いた高速グリーン:山麓特有の目(芝目)とアンジュレーションが難度を高め、正確なアプローチが求められた。
- アップダウンとドッグレッグ:戦略的なクラブ選択を強いられるブラインドホールが多く、挑戦意欲を刺激する設計。
「景観の美しさとコースの難しさが共存しており、山梨遠征の際は必ず訪れていた」という往年のゴルファーの手記も残されており、コースそのもののクオリティは決して低くありませんでした。それだけに、経営の失速によるクローズを惜しむ声は今なおネット上のコミュニティで語り継がれています。