ロングコートダディが惹きつける理由|天才・堂前と愛され兎の二刀流

ロングコートダディが惹きつける理由|天才・堂前と愛され兎の二刀流

ロングコートダディが惹きつける理由|天才・堂前と愛され兎の二刀流の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

お笑い界において漫才とコントの双極で結果を出し続けることは容易ではありません。道具や衣装の制約がない「しゃべくり」の漫才と、シチュエーションと演技力で世界観を構築するコントでは、求められる筋力が根本から異なるためです。しかしロングコートダディは、漫才の最高峰『M-1グランプリ』とコントの頂点『キングオブコント』の双方で幾度となくファイナリストとなり、歴史にその名を刻んできました。

大会・年度披露ネタ・形式公式成績・順位編集部の見解・評価キングオブコント2020コント「段ボール」決勝7位(468点)初の全国決勝進出。ミニマムな設定と独特の間で審査員に鮮烈なインパクトを残した起点。M-1グランプリ2021漫才「肉うどん」決勝4位(649点)会話のラリーで徐々に狂気を帯びていく新感覚の漫才スタイルを提示し、一躍全国区の知名度に。キングオブコント2022コント「料理対決」決勝6位(461点)兎の造形美と堂前の淡々としたツッコミが冴え渡り、安定したコント職人としての地位を証明。M-1グランプリ2022漫才「マラソン大会」最終決戦進出・第3位(1st:660点)「マラソンで順番に抜かしていく」という空間を広く使った漫才で爆笑をかっさらい、トップ3の快挙。キングオブコント2024コント「花屋」などファイナル進出・第3位(合計946点)上京後さらに表現力と哀愁が深化。両大会での最終決戦進出という史上屈指の金字塔を打ち立てる。

ロングコートダディのコントと漫才は、明確に棲み分けられているわけではありません。漫才の舞台でもコントのように役に入り込み、コントの舞台でもふたりの普段の空気感が漏れ出します。この境界線の曖昧さこそが、既存のフォーマットにとらわれない彼らならではの強みです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。