かつてと違い、今の視聴者は長い前振りを嫌う。タイパ(タイムパフォーマンス)至上主義の極限を行く現代のエンタメ界において、この番組の基本構造である「ネタ披露から即落下」というテンポ感はまさに発明だった。説明を一切省き、ビジュアルと一瞬の動きだけで笑わせる。言葉の壁すら超えつつある。
実際、海外のインフルエンサーたちがこのフォーマットを模倣し始めている。言葉が分からなくても、奈落に落ちていく芸人たちの姿と、その直前のシュールな表情だけで爆笑が生まれるのだ。これこそが、ノンバーバル・コミュニケーションの究極系かもしれない。