引退後のキャリアにおいて、内田氏の評判を確固たるものにしているのが報道番組でのキャスター業と、日本サッカー協会(JFA)のロールモデルコーチとしての活動です。
テレビ朝日系『報道ステーション』のスポーツキャスターとしては、他競技のトップアスリートに対しても本質に迫る鋭いインタビューを実施。取材相手に対して過剰な敬語や形式張った質問をあえて崩し、一人のアスリートとして対等に向き合うことで、普段は聞けない選手の「本音」を引き出す手腕は放送業界内でも高く評価されています。スタジオでも専門用語を噛み砕き、ライト層にも戦術の面白さを伝える解説スタイルが定評を得ています。
一方、アンダーカテゴリーの日本代表を指導するロールモデルコーチとしては、若手選手に対する「兄貴分」としての存在感が際立っています。練習中に世界トップレベルのパススピードやトラップの精度を自ら見せつけつつ、「今のトラップじゃドイツでは通用しないよ」と基準の高さを提示。しかし練習が終われば若手の輪に入って冗談を言い合い、メンタル面のケアも怠りません。指導を受けた若手選手たちからは「厳しさと優しさのバランスが完璧で、一番話を聞きたくなる存在」と慕われています。