府中市郷土の森を象徴する季節イベントといえば、早春の「梅まつり」と初夏の「あじさいまつり」です。園内の自然環境は手入れが行き届いており、開花期には遠方からも多くの写真愛好家や観光客が押し寄せます。
毎年2月上旬から3月上旬にかけて開催される府中市郷土の森 梅まつりでは、約60種・1,100本もの梅が一斉に咲き競います。早咲きの「寒紅梅」や「八重野梅」から、中咲きの「白加賀」、遅咲きの「豊後」まで開花時期がずれるため、約1ヶ月にわたって見頃が持続する息の長さが特徴です。現地の最新開花状況は府中市郷土の森博物館の公式WEBサイトで数日おきに写真付き更新されており、満開のピークとなる2月中旬から2月下旬が最も華やかな景観を迎えます。
一方、初夏を彩る府中市郷土の森 あじさいまつりは、例年5月下旬から7月上旬にかけて開催されます。敷地内を流れる小川沿いや古民家の周囲に、セイヨウアジサイ、ガクアジサイ、アナベルなど約1万株が咲き乱れる光景は圧巻の一言です。特に歴史的建造物の黒い板壁や茅葺き屋根と、瑞々しい紫陽花とのコントラストは絶好のフォトスポットとしてSNS上でも毎年話題を集めます。雨露に濡れる梅雨の時期こそが最も風情を増すため、曇天や小雨の日でも満足度が落ちない稀有な催事といえます。