旅先やお取り寄せでしか味わえないと思われがちな焼き鯖寿司ですが、近年の料理研究家による発信やメディアの検証により、スーパーで特売されている一般的な塩サバを使って驚くほど簡単に作れることが証明されています。焼き鯖寿司の簡単レシピ作り方における最大の秘訣は、「骨の処理」と「巻き上がりの落ち着かせ時間」にあります。
材料(作りやすい分量:1本・2人前)
- 骨取り塩サバフィレ:1枚(骨がある場合はあらかじめ骨抜きで徹底的に除去)
- 温かいご飯:約250g(かために炊いたものがベスト)
- 市販のすし酢:大さじ1.5〜2(または米酢大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2を混ぜた合わせ酢)
- 大葉(青じそ):3〜4枚(縦半分にカット)
- 甘酢生姜(ガリ):20g〜30g(水気をしっかり切る)
- 白いりごま:小さじ1
失敗しないステップ・バイ・ステップ手順
- 酢飯の準備:ボウルに温かいご飯を入れ、すし酢と白いりごま、お好みで細かく刻んだ甘酢生姜を加え、うちわで扇ぎながら切るように手早く混ぜ合わせて冷まします。
- 鯖を香ばしく焼き上げる:魚焼きグリルまたはフライパンにクッキングシートを敷き、塩サバを皮目からじっくり焼き上げます。皮目にこんがりと濃い焼き色をつけ、余分な脂を適度に落とすのが生臭さを消すポイントです。焼き上がったら粗熱を取ります。
- ラップで成形する:まな板の上に大きめにラップを広げます。中央に皮目を下にして粗熱の取れた塩サバを置きます。その上に大葉を隙間なく並べ、さらに平らに水気を切ったガリを重ねます。
- 酢飯を重ねて成形:具材の上に酢飯を均等に乗せ、塩サバの形に合わせて長方形に形を整えます。ラップの両端を持ち上げ、空気を抜きながらギュッと固めに巻き込みます。
- 【最重要】15分間落ち着かせる:巻き簾(まきす)があれば上から軽く押さえ、そのまま室温で15分〜20分ほど寝かせます。作りたてをすぐに包丁で切ると、酢飯が崩れて大失敗します。この時間を置くことで、鯖の旨味と大葉・ガリの風味が酢飯へと馴染み、包丁を入れても美しく角の立った寿司に仕上がります。
- 切り分け:ラップごと包丁を濡れ布巾で拭きながら、ひと口大に切り分ければ、スーパーの安い塩サバが見事に料亭風の焼き鯖寿司へと昇華します。