反天連に関しては、ネット掲示板やSNS上で様々な憶測や過激な噂が飛び交っています。ここでは、警察庁の治安資料や実際の取材実態をもとに、主な誤解を検証します。
誤解1:「外国の工作機関から巨額の資金が出ている」という噂
ネット上では「特定アジア諸国の情報機関が裏で資金提供しているのではないか」という言説が頻繁に見られます。しかし、公安当局の監視調査や公開されている収支報告を見ても、外国政府からの組織的資金ルートは確認されていません。
実際の活動資金は、定期刊行物である『反天連通信』などのパンフレット販売(1部数百円)、シンポジウムの入場料、そして長年関わっているコアな支持者からのカンパによって賄われています。年間の予算規模も極めて小さく、手弁当で運営されているのが実態です。
誤解2:「なぜ警察は違法デモとして逮捕・解散させないのか」という疑問
「英霊を侮辱するデモをなぜ許可するのか」という怒りの声は根強く存在します。しかし日本国憲法第21条では「集会・結社・表現の自由」が保障されており、公安条例に基づく事前届出が適法になされている限り、警察や行政が思想信条を理由にデモを拒否・禁止することは法的にできません。
暴力行為や器物損壊、明確な道路交通法違反がない限り、デモ自体は法の下で保護されます。警察の規制はデモ隊を賛同しているからではなく、憲法上の権利行使に伴う混乱と暴動を予防するために実施されています。