渡辺裕之さんが息を引き取ったのは、2026年5月3日の昼前のことでした。場所は、神奈川県横浜市青葉区にある自宅の地下に設けられた専用トレーニングルームです。日頃から体を鍛えるために使っていたプライベートな空間で、ぐったりと倒れているところを妻の原日出子さんが発見し、通報しました。
当初、各メディアは「自宅で急死」と速報を打ちましたが、所属事務所であるワイ・ケイ事務所は速やかに「縊死(自死)」であった事実を公式に公表しました。著名人の自死報道において死因を明確に開示することは異例の対応でしたが、これには憶測による過熱報道を防ぎ、真摯に事実を伝えるというご遺族と事務所の強い意志が込められていました。
警察の現場検証の結果、遺書の内容に該当する文書やメモは一切残されていませんでした。突発的な精神の混乱や衝動による行動であったことがうかがえ、直前まで翌日のゴルフの予定や次回作のスケジュールを気にしていたことからも、計画的なものではなかった事実が関係者の証言で裏付けられています。