もう一人の極めて重要なキーパーソンが、吉本興業に所属する実力派ピン芸人の中山功太です。NSC大阪校22期生としてデビューし、同期にはキングコング、ダイアン、南海キャンディーズの山里亮太、NON STYLE、とろサーモン久保田など錚々たる顔ぶれが並びます。
中山功太は卓越したフリップ芸や毒舌漫談を武器に、2009年の『R-1ぐらんぷり』で優勝を果たしました。しかし、東京進出後に過度なプライドや慢心、当時のバラエティ番組の潮流との不適合が重なり、仕事が激減。実家はかつて27LDKの豪邸を誇る裕福な家庭でしたが、父親の会社倒産により売却され、自らも月収が数万円台まで転落するという過酷な経済的困窮を経験しました。
自他共に認める「クズ芸人」としての自虐エピソードや借金生活を赤裸々に語る一方で、彼の芸人としての底力は決して衰えませんでした。2015年には『歌ネタ王決定戦』で優勝、さらに2019年には怪談異種格闘技戦『OKOWA』で2代目王者に輝き、2025年の『怪談T-1グランプリ』でも優勝を収めました。
2026年現在の中山功太は、「お笑い・歌ネタ・怪談・ラップバトル(フリースタイルティーチャー等)」を網羅する異色の4冠王者として、単独ライブの即完売や公式YouTubeでの配信、ディープなファン層に向けた有料イベントの主宰など、独自のポジショニングを強固に築いています。