都市部や郊外の住宅地であっても、夜間に屋根裏や庭先から正体不明の鳴き声が聞こえて不安になる場面があります。野生動物が市街地に適応した現在、夜行性の動物たちによる発声トラブルや目撃談は増加傾向にあります。
夜間に耳にする代表的な声の主と、その聞き分けポイントを押さえておくと安心です。
ハクビシン:屋根裏に住み着きやすい代表格です。「キーキー」「チッチッ」という甲高い小刻みな鳴き声を出します。威嚇時には「グルルル」「シャー」と猫に似た濁った威嚇音を上げます。
アライグマ:「クルルル」「クックックッ」と喉の奥を細かく鳴らすような特徴的な声を出します。鳥のようなリズム感があり、ハクビシンよりも少し低めのトーンです。
トラツグミ(鳥類):夜の静寂をつんざく「ヒーーー、ヒョーーーー」という細く寂しげな口笛のような声の主です。その気味の悪さから、平安時代には伝説の妖怪「鵺(ぬえ)」の正体と恐れられていました。
タヌキ:普段は非常に静かな動物ですが、喧嘩や威嚇の際には「ウニャー」「フャーッ」と猫が喧嘩しているような声を絞り出します。