なぜ多くの生活者が大手キャリアの従来型プランを手放し、SIMフリー端末への一本化に踏み切るのでしょうか。大手キャリア乗り換えの理由を掘り下げると、単なる「通信費の節約」にとどまらないライフスタイルの変化が見えてきます。
大手3キャリアの無制限大容量プランを家族割や光回線セット割なしで契約した場合、端末代金を除いても月額7,000円〜9,000円前後の固定費がかかります。一方、SIMフリー端末を用意してMVNOや大手オンライン専用プラン(ahamo、povo、LINEMOなど)へ移行すれば、月間20GB程度の十分な通信量を使っても月額1,000円〜3,000円前後にまで圧縮可能です。年間に換算すると5万円から8万円以上の固定費削減となり、浮いた資金で2〜3年ごとに最新のSIMフリー端末を一括購入してもお釣りがくる計算が成り立ちます。
さらに見逃せないのが、「デュアルSIM機能」による通信障害リスクの分散です。近年のSIMフリー機は大半が「物理SIM+eSIM」のデュアルスロットを備えています。「主回線はドコモ網の格安SIM、副回線は基本料0円のpovo(au網)」といった具合に2つの異なる回線を1台のスマホに同居させておけば、万が一一社の大規模通信障害が発生した場合でも、画面上の切り替え操作ひとつで途切れることなく連絡手段を維持できます。通信の自立性を高める手段としても、SIMフリーの価値はかつてないほど高まっています。