実際に憧れの先輩との距離を縮め、交際に至ったケースと失敗に終わったケースの取材から、現場で起きているリアルな人間関係の力学が見えてきました。
都内のIT企業で勤務する20代女性は、部署の教育係だった先輩との社内恋愛での距離の縮め方について次のように語ります。
「最初は完全な仕事上の関係でしたが、相談に乗ってもらったプロジェクトが無事に完了した際、『お礼に先輩の好きなクラフトビールをごちそうさせてください』と思い切って誘いました。仕事の成果という正当な口実があったため、先輩も快く応じてくれました。お酒が入る場では仕事の愚痴ではなく、相手の趣味や休日の過ごし方を徹底して聞き役に回ったことで、一気にプライベートな距離が縮まりました。」
一方で、失敗談として目立つのは「過度な距離の詰めすぎ」による失敗です。まだ個人的な信頼関係が築けていない段階でプライベートな質問を連発したり、SNSを特定して執拗にリアクションを送ったりした結果、相手から敬遠されてしまったという声も聞かれます。先輩側のプライドと立場を尊重する姿勢が何よりも不可欠です。