本作に関してネット上の考察や掲示板などで頻繁に議論される疑問点について、事実に基づいた検証を行います。
誤解1:マルコムは自分が死んでいることに薄々気づいていたのか?
劇中の描写および監督の解説によれば、マルコムはラストシーン直前まで自らの死を全く自覚していませんでした。幽霊は「見たいものしか見えない」という心理的否認の状態にあり、自分がドアの鍵を開けていないことや、妻が返事をしていない事実を脳内で都合よく補完していました。
誤解2:コールは最初からマルコムが幽霊だと知っていたのか?
コールは初対面の瞬間からマルコムが死者であることを見抜いていました。初対面の教会でコールが怯えた表情を見せていたのは、精神科医に対する人見知りではなく「また幽霊が現れた」という恐怖によるものです。しかし、マルコムが他の悪霊のように危害を加えず、自分を助けようとしてくれる存在であると理解したことで、次第に心を開いていきました。