長年付けっぱなしにしていたためビニールが硬化し、爪を立ててもびくともしないケースは少なくありません。力任せに引っ張ると、注ぎ口の細い焼き物部分が欠けてしまう恐れがあります。
安全に外すコツは、40度前後のぬるま湯に数分間浸すことです。樹脂が温まることで柔軟性を取り戻し、すんなりと抜けるようになります。固着がひどい場合は、重曹を少し溶かしたお湯を使うと皮脂や茶渋の汚れがゆるみ、外しやすさが格段に上がります。
外した後の急須本体のお手入れも極めてシンプルです。使用後はすぐにぬるま湯ですすぎ、風通しの良い場所で完全に乾燥させること。たったこれだけの習慣で、カビや嫌な臭いの発生は大幅に防げます。洗剤を使う場合は匂いが陶器に移らないよう無香料のものを選び、注ぎ口の内部は専用の細いブラシで優しく撫でるように洗いましょう。