事故から時が流れた現在も、「高山善廣 事故 動画」という検索キーワードの需要は衰えていない。TikTokやYouTube Short、X(旧Twitter)といった短尺動画プラットフォームでは、閲覧数を稼ぐインセンティブ構造が働いている。刺激的な切り抜き動画や「閲覧注意」と銘打たれたサムネイルが作成され、それがさらなる検索を呼び込む悪循環が生まれているのだ。
心理学的に見れば、人が過激なアクシデント映像や事故の瞬間に惹かれるのは「恐怖に対する予習行為」や「非日常的なショックへの欲求」から説明されることが多い。だが、それが実在する人間の苦痛や人生の暗転と結びついている場合、無遠慮な視聴行為は二次加害の側面を強く帯びる。
特にプロレスファンの間では、「あの凄惨な映像を二度と見たくない」という拒絶反応を示す層と、「事故の真実を確かめたい」とする層に大きく意見が分かれており、ネット上での議論は平行線をたどり続けている。