ルネ上星川の斜行エレベーターの謎|仕組み・評判と現在の稼働状況を検証

ルネ上星川の斜行エレベーターの謎|仕組み・評判と現在の稼働状況を検証

ルネ上星川の斜行エレベーターの謎|仕組み・評判と現在の稼働状況を検証を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

ルネ上星川のエレベーターの仕組みは、一般的なワイヤー吊り下げ式垂直エレベーターとは大きく異なり、傾斜地に敷かれたガイドレール上をゴンドラが斜めに昇降するケーブルカーに近い技術が応用されています。1987年11月の竣工当時、大手ゼネコンの先進的な斜面地工法を結集して設計されました。

実際に搭乗した利用者が最も驚くのが、「全階には止まらない」というスキップフロア構造です。17階相当の標高差を結ぶロングスパンのエレベーターであっても、途中の停車ポイントは主要階の数カ所のみに絞られています。斜めに進む構造上、各フロアごとの物理的距離が近接するため、すべての階にドアを設けると運行効率が著しく低下してしまうためです。

住民は目的地に一番近い停車階でエレベーターを降り、そこから左右の開放的な共用廊下や屋外階段を経由して個々の住戸へアプローチします。下の国道・エントランス側から最上部まで乗り通した場合の所要時間は直行で約1分45秒。あっという間に高架下のにぎわいから、鳥のさえずりと豊かな緑が広がる別世界へと到達する設計になっています。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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