長引く夏の猛暑日や予測不能な悪天候が常態化するなか、レジャー市場の勢力図は大きく書き換わった。屋外テーマパークが気候リスクへの対応に追われる一方、急速に市場規模を拡大しているのが全天候型インドアプレイグラウンドである。空調の効いた快適な環境下で、天候に左右されず計画通りのスケジュールを実行できる安心感は、子育て世代にとって何物にも代えがたい価値を持つ。
この変化を受け、アミューズメント産業全体が屋内施設の高付加価値化へと舵を切った。単に遊具を並べただけの画一的な空間は淘汰され、五感を刺激する音響・照明演出や、大型アスレチックとデジタルアートを融合させたハイブリッド施設が続々と誕生している。商業施設側にとっても、滞在時間の延長とリピート率向上をもたらすキラーコンテンツとして、大規模な屋内遊び場の誘致合戦が激化している状況だ。